寄居の古文書

「新編武蔵風土記」にみる「赤浜の渡し」

タイムマシンに乗って、ある時代のある地に降り立てば、その土地の当時の出来事が体験できる。多くの人が一度は空想したことがあると思います。

「御用留(ごようどめ)」とよばれる、村の業務日誌が日本各地に残されています。御用留の記述を順に追っていけば、当時の村の出来事を定点観測的に疑似体験できるのではないか。

手元に、赤浜村(現埼玉県大里郡寄居町赤浜)の慶応4(明治元)年と、明治5年の御用留の写しがあります。この2冊の5年の間には「神仏分離令」「江戸を東京と改称」「明治と改元」「版籍奉還」「戸籍法公布」「廃藩置県」等々、明治政府により社会制度の大きな改革が実行されました。

主観をなるべく排し2冊の御用留を並べることで、明治初頭に庶民の生活がどのように変化していったかを疑似体験してみたい。そう思い立ったことがサイト開設のきっかけになりました。

サイト名「寄居の古文書」は、とても大きなテーマですが、この2冊の御用留から始めて、徐々に広げていきたいと考えています。

お知らせ

Infomation List

2025-06-02(月) [寄居の古文書]公開しました。文字・読み方・解釈の間違い等、どのようなことでも気がついたことがあれば、トップページの[ご意見募集]から御指摘いただければ大変助かります。